マラケシュの金くれ少年との攻防
2016/10/20
7月26日 (「マラケシュ発サハラ砂漠ツアー3日目 ~ トラブルとお別れ ~」の続き)
朝7時前。
マラケシュのホステル RDB RIAD DOUZU BIK にて目覚める。
ホステルの夜番ムハンマドが出してくれた朝食。
ムハンマドは帰って、日中の番には優しいお母さまが来られます。
中国製か?
午後14時ごろに昼ご飯を求めてフラッと街へ。
オーダー入ってから近くの肉屋に肉を買いに行く店主。
ロス出ないね。
シンプルながらなかなか美味しかった。
喉乾いて、謎の炭酸。
デザートにブドウを買って帰る。
ストレスの種
ここのホステルは家族経営でされてるようなんですが、夕方部屋で過ごしていたら、ここの小学4年くらいの少年が帰ってきた。
最初は連れてきた女の子と遊んでたけど、女の子が帰ってからギター持って俺の部屋にやって来た。
で、ギターをボロボロと、全く弾けてないけど、何かをやってる。
遊んで欲しいんかぁ?かわいいやつやなぁ…
とか思ってたら手を差し出してきて
「Money」
出た、、、お、お前もか… ( ̄ロ ̄lll)
なんなんやこの少年がお金をくれくれ言ってくる文化は…。
正直ストレスを感じる。
しかも向こうの部屋にお母さんがおるのを気にして「内緒で」のポーズをしてくる。
で、お金を断ってたら、扇子くれ、自撮り棒くれと、代わりに持ち物をくれくれと言ってくる。
かなりしつこいからめんどくさくなって、日本から持って来たオモチャのお金をあげる。
そしたらもう目をキラキラさして喜んで飛び出していった。
可愛いんだか可愛くないんだか…
(しかしこれがやがて面倒の種になってしまうことに…)
夕方、買って来て冷蔵庫で冷やしてたブドウを食べる。
言葉の通じないお母様にもどうぞってしてみるが遠慮がち。
頑張ってコミュニケーション取ってみるが英語が出来ないとなるとなかなか難しい…
Googleの翻訳を駆使して、なんとなく疎通はできた。
金はないねん!!!
夜、再び食べ物を求めて街へ。
なんか露店でてんぷら(練りものの方)みたいのがあって、店のおじさんに何か聞いてみるけど、説明聞いてもようわからん…
そしたらおじさんはそれを鉄板に乗せて、砕いて、生焼けのようなソーセージも砕いて、
玉ねぎのような野菜を混ぜて、そこに卵を割ってグジャグジャってして…
それをパンに詰め…
いやまたパン詰めかい!
あんたら好きやなパンに詰めるの。
13.5ディルハム(144円)
手持ちの小銭がちょっと足りなかったけど、「じゃあええよこれで」って負けてくれた。
少年クレクレ王国やけど、おっちゃんは気前のいい人が多いなぁ。
宿に戻ると昼間の子供が帰ってて、おもちゃのお札を出して「このお金ニセモノ?」と聞いてきた。
両替をしに行ってできなかったんだと、残念そうに言ってきた。
なんか悪いことしたなと思ってたら、
「money, money」
…ま、まだ言うのかコイツ…
しょうがないからもう使わないカナダのコインをあげようと差し出す。
そしたら手で「お札」のジェスチャー 。
マジかコイツ…
最初ちょっと申し訳ないなぁとか思ってたけど、ここまでくると意地でもやるか! と思ってしまう。
それでもものすご食い下がってきて、30分もの問答が続く…
しかも終盤ちょっと泣き出す始末。
もう勘弁してくれ~(´□`。)
このお金への飽くなき執着。
要するに日本の子供がおもちゃが欲しくて駄々をこねるのが、ここでは「お金」なわけです。
それでも断固「金はないねん!!!」と強く拒否ったら、とうとう泣きながらどっかに行ってしまった。
家柄を見てると充分に裕福な家庭なのに、何なんだろうこの少年がお金を欲しがるこの文化。
正直子供にそういう事されると、めっちゃストレスを感じてしまう。
(これが明日以降襲ってくる血便の原因だと私は見ています)
女の子は全然そんなことないのにね。
てか女の子はほんまに可愛いくて、美人な子が多い。
そんなモロッコとも明日お別れ。
明日はバルセロナに飛びます。
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