本当に変われる!?本気で変わりたい人の行動イノベーション
2017/04/04
「本気で変わりたい人の行動イノベーション」(著作・大平信孝)を読みました。
著者の大平信孝さんという方は、最新脳科学と、アドラー心理学に立脚した「1分間行動イノベーションメソッド」をベースに、5000人以上の夢の加速実現、行動革新サポートを実施してこられた方です。
(本書・著者プロフィール欄参照)
それではざっくりと自分なりの要点を書きたいと思います。
立ち読み感覚でどうぞ。
「本気で変わりたい人の行動イノベーション」の概要と感想
本書は先のプロフィールにあった「1分間行動イノベーションメソッド」について書かれた本です。
本書で紹介されているその1分間行動イノベーションの方法はざっくり書いてしまいますと、
①50秒間で自問するセルフトークを行う
②10秒間でできるアクションをすぐに起こす
この二つのプロセスです。
このたった1分間で行動にイノベーションを起こそうというもの。
①50秒セルフトーク
まず最初の50秒間のセルフトークでする自分への重要な問いかけが
「本当はどうしたい?」
という質問。
本書にはアドラー心理学の考え方が軸にあります。
アドラー心理学には「幸福の3条件」というのがあって、それが
・他者を信頼していること
・他者に貢献していること
なんですが、人間の「欲望」の先には必ず「他人のために何かをしたい」という他者貢献のビジョンがあるそうです。
「50秒間のセルフトーク」にはこの考えに基づいています。
幸福を感じる他社貢献のビジョンには欲望=ワクワクが必要不可欠だと。
その自分の本当の欲望=ワクワクを知るためにするのが、「本当はどうしたい?」という質問。
このワクワクが、行動に結びつくビジョンになる、ということです。
10秒アクション
50秒セルフトークで「自分の本当にしたいこと」を知った直後にするのが次のプロセス「10秒アクション」です。
これは、セルフトークの直後に10秒間でできる何かしらの行動をすぐに起こすというもの。
10秒でできることなので、ハードルの低い簡単なことになる上、セルフトークでビジョンが明確になり、脳がワクワクしている状態なので行動に起こしやすいというわけです。
この合計1分間で行動のきっかけをつくり、慣性を働かせ、それを繰り返すことにより、着実に前進しながら加速していく。
というのが、本書の核となる部分です。
目的論と原因論
本書の行動のためのアプローチの方法がアドラー心理学に基づいていて、原因論ではなく、目的論での考え方を勧めています。
原因論「なぜダメなのか?どこがだめなのか?」
よりも、
目的論「どうすれば今よりもっとうまくいくのか?」
にフォーカスするようにしようということです。
原因を考え出すとネガティブになりがちですが、目的にフォーカスすると建設的になります。
まとめ
「1分間行動イノベーションメソッド」は、個人的にはとても理にかなったよくできた方法だと思います。
素晴らしい方法ですが、これをいかに習慣化するかがガキになると思います。
それこそ「本気で変わりたい人」かどうかにかかっています。
本書にはそのコツも書かれているので興味のある方はぜひ。
それ以外にも、
・自分と仲良くなるための1分間アドラーエクササイズ
・セルフイメージの上げ方
・時間を大量に生み出す思考法
・モチベーションコントロール法
・成功者の自己管理術
・物事を簡単に習慣化する方法
など、脳科学やアドラー心理学に基づいたノウハウが掲載されています。