アヴィニョンからパリ ~ メガバスのソフト拷問 ~
2016/10/20
アヴィニョン 壁の外の冒険
7月30日 夕刻(「アヴィニョン観光 ~世界一周旅行への葛藤~」の続き)
アヴィニョン観光を終えたので、今からパリへ向かうメガバスに乗るために停車ステーション(Gare d'Avignon TGV)まで歩きます。
推定1時間。
壁の外に出ると、さっきまでのオシャレな南フランス感が急になくなり、人気も少なくてちょっと怖い。
住宅街はまだ大丈夫だけどだんだんと家がぼろくなって途中からキャンピングカーで生活する地区に入っていく。
こ、怖い…
同じアヴィニョンとは思えん。
なんか道も散らかってるし。
キャンピングカー地区を越えたら、もう駅は目の前!
のはずだった…
マップでは通れるとはずの道が通行止め!
マジかぁ。
でももうキャンピングカー地区(正式にはヴィアデュック通り)は通りたくない。
しょうがなくさらに遠回りして、病院の敷地内を抜けようとする。
ところが出口がなかなかなくて、さらなる遠回りを強いられる。
ようやく抜け出たら意地でも最短を行くためにバイパスを歩く。
8キロの荷物がグイグイ食い込んで、足も痛くなってくる。
アヴィニョンのバスターミナル
なんやかんや2時間以上歩いて、Gare d'Avignon TGV に到着..。
ここからバスに乗る予定だけど乗り場がわからない。
ターミナルはあるけど「メガバス」の表記がないから不安。
そこで駅のスタッフに聞いてみたところ「バス停はあっちです」と方向だけ示されるからイマイチ確信が持てない。
けど、その方向にはターミナルは一つしかないもんな。
それより何よりとにかく歩き続けね喉がカラカラ(´Д`)
しかし駅の売店が高すぎる!!
なんぼ観光地でもぼったくり過ぎ…。
500ミリのコーラに300円は払いたくないな。
今夜は豪勢に食事、と思ってたけど近くにレストラン的がまったくない。
そこでグーグルマップを見たら、10分くらいの場所にスーパーがあるので、しんどいけど来た道戻る。
ああ、なんか久しぶりにスーパーっぽいスーパー来た。
水1.5lがなんと0.17ユーロ(20円)。
勝った。
ついでにバナナを買う。
そしてまた駅に戻る。
8キロ背負ってプラス1.5の水は辛い。
しんどすぎるから「イチ!ニ!イチ!ニ! 」と掛け声しながら歩く。
着いたらバナナ貪り喰らって水をガブ飲み。
バスが来る予定の45分前くらいから人が集まってきた。
近くの女の子に「メガバス待ってる?」と聞いたら「Yes」と応えたので、一安心して待つ。
メガバスでソフト拷問の刑に処される
バスは10分遅れで到着。
チケットは一応印刷しておいたが、アメリカと同じくメガバスはスマホ画面で大丈夫 でした。
すでに人めちゃ乗ってる。
よーし、これでパリまで行ける。
バスに乗ったら雨降ってきた。
俺雨には本当にツイてるな。
WiFiも使える!
よしよし、これで快適に…ウトウト…
と思ってたけど想定外の事件が勃発。
冷房が効き過ぎでクソ寒い。
「フランス人の肌感覚もトチ狂っとんのか」 とか思って周囲を見回すと、けっこうみんな露骨に寒がってる( ̄Д ̄;;
となりのおばちゃんは特に寒がってくしゃみもしてる。
しくったなぁ、ダウン出しとくべきやった…。
2回目の停車駅でダウンを出すために、外に出てバスの荷物入れからカバンを出そうとしたら「途中で出すのは無理だから」と拒否られる。
耐えるしかない。
出発してからすぐ、業を煮やした隣のおばちゃんが乗務員に車内の寒さを訴える。
よしいけ!やれ!と心で応援。
しかし…「何かしらが何かしらでこの温度設定なのだ」的なことを言われる。
その後は冷房は止めたり付けたりを繰り返し、極寒、適温、極寒、適温のサイクルでウトウトするたびに寒さで目覚める。
極寒のサイクルの度に隣のおばちゃんがカチカチ凍えてクシャミをしている。
なんやこのソフト拷問。
と言うことで教訓。
そんなこんなであんまりちゃんと眠れないままパリへ。
(続く「パリの募金詐欺の手口」へ)
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